日本で学び、働くことは、知識や経験を身につけ、収入を得るための大切な機会です。しかし、軽率な判断や行動によって、学業や仕事、将来に大きな影響が及ぶことがあります。
日本で生活する留学生・技能実習生が特に注意すべき10の行動を紹介します。
1. 学校を無断で休学・退学したり、仕事を無断で辞めたりしない
困ったことがあれば、学校、受入企業、監理団体などの支援機関に相談し、解決方法を探しましょう。無断で学校を辞めたり、仕事を放棄して職場から離れたりすると、在留資格や日本での学業・就労に影響する可能性があります。
2. 不法就労や許可された時間を超えるアルバイトをしない
留学生がアルバイトをするには、資格外活動許可が必要です。一般的に、学則上の長期休業期間を除く通常の期間は、週28時間以内という制限があります。
技能実習生は、制度上認められた活動の範囲を守る必要があり、許可なく別の仕事をすることはできません。違反した場合、行政上の処分や在留資格への影響、場合によっては退去強制につながることもあります。
3. 不正な方法で収入を得ようとしない
仕事内容が不明確な仕事を引き受けたり、他人の書類を使用したり、虚偽の申告をして働いたりしてはいけません。簡単に稼げるという話に誘われると、賃金の未払いだけでなく、犯罪に巻き込まれるおそれもあります。
4. 交通ルールを守る
適切な運転免許を持たずに車両を運転すること、飲酒運転、信号無視、運転中の携帯電話の使用などは絶対に避けましょう。自転車に乗るときや、徒歩・公共交通機関を利用するときも、日本の交通ルールを守ることが大切です。
5. 家賃や公共料金などの支払いを放置しない
家賃、電気・ガス・水道料金、携帯電話料金、借入金などは、契約に従って支払いましょう。経済的に困難な場合は、放置せず、管理会社やサービス提供会社などに早めに相談してください。未払いを放置すると、滞納が長期化し、生活に支障が出る可能性があります。
6. 騒音などで近隣住民に迷惑をかけない
夜間の騒音を控え、ゴミ出しのルールを守り、迷惑になる集まりや共用スペースの不適切な使用を避けましょう。近隣住民とのトラブルは、苦情や賃貸契約上の問題につながることがあります。
7. 暴力、窃盗、詐欺などの犯罪に関わらない
個人的なトラブルや友人からの誘い、目先の利益のために、暴力、窃盗、詐欺などに関わってはいけません。外国人であっても、日本の法律に従い、違法行為を行えば責任を問われます。犯罪の内容によっては、将来や在留資格に深刻な影響が及ぶ可能性があります。
8. 在留カード、身分証明書、銀行口座を他人に貸さない
在留カードや銀行口座、キャッシュカード、個人情報を他人に貸したり、売買したりしてはいけません。自分名義の口座が不正な取引に利用された場合、直接関与していなくても、事情の説明や捜査への対応を求められる可能性があります。
9. 学校や職場の安全ルールを無視しない
技能実習生は、機械の操作手順、安全装備の使用、労働安全に関する指示を守る必要があります。留学生も、学校や寮の規則、防火・防災に関するルールを守りましょう。作業を早く終わらせるために、自分の安全を犠牲にしてはいけません。
10. 困ったときに一人で抱え込まない
賃金の未払い、違法な労働の強要、脅迫、ハラスメント、心身の不調などに直面した場合、一人で我慢したり、無断で職場から離れたりしないでください。証拠となる記録を残し、学校、支援機関、関係行政機関、相談窓口などに連絡して、適切な助言を受けましょう。
留学生・技能実習生の皆さんへ
日本で生活するためには、真面目に勉強し、働くだけでなく、法律を理解し、自分の行動に責任を持ち、必要なときに適切な支援を求めることも大切です。
困ったときは、感情に任せて行動したり、周囲の誘いに安易に応じたりせず、合法的な解決方法を探しましょう。
ご家族の皆様も、定期的に連絡を取り、本人が困っていることを話しやすい環境をつくることで、問題の早期発見と適切な支援につなげることができます。
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