日本で生活しながら勉強していると、風邪や発熱、腹痛、歯の痛み、アレルギー、日常生活でのけがなど、さまざまな体調不良が起こることがあります。特に日本に来たばかりの留学生にとっては、病院やクリニックの探し方、受診する診療科、予約方法、医療費の支払いなどが分からず、不安を感じることもあるでしょう。
しかし、日本の医療機関を受診する流れをあらかじめ理解しておけば、必要以上に心配する必要はありません。
この記事では、体調が悪くなったときに何をすればよいのか、医療機関の探し方、受診時に必要なもの、診察から支払いまでの流れ、緊急時の対応まで、留学生が知っておきたいポイントをA~Z形式で分かりやすく解説します。
1. 体調が悪くなったら、まず何をすればいい?
まず、自分の体調がどの程度悪いのかを確認しましょう。
次のような比較的軽い症状であれば、
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鼻水、せき、喉の痛み
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軽い発熱
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頭痛
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軽い腹痛
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疲労感
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軽いアレルギー症状
まずは十分に休みながら様子を見て、症状が改善しない場合や悪化した場合には医療機関を受診しましょう。
症状が強い場合、長期間続いている場合、食事や睡眠、日常生活に大きな影響が出ている場合は、薬を自己判断で飲み続けるのではなく、医師の診察を受けることをおすすめします。
特に、呼吸が苦しい、強い胸の痛みがある、意識を失った、大量に出血している、急激に体調が悪化しているなどの場合は、119番に電話して救急車を呼んでください。
119番に電話するときは、救急車が必要であることを伝え、現在地や住所、症状をできるだけ分かりやすく説明しましょう。
2. 病院とクリニック、どちらに行けばいい?
体調が悪くなったからといって、必ずしも大きな病院へ行く必要があるわけではありません。
日本では、症状に合わせて適切な診療科のクリニックを受診することができます。
代表的な診療科は次のとおりです。
| 症状 | 主な診療科 |
|---|---|
| 風邪、発熱、せき、腹痛など | 内科 |
| 歯の痛み | 歯科 |
| 目の痛み、目の充血 | 眼科 |
| 耳、鼻、喉の症状 | 耳鼻咽喉科 |
| アレルギー、発疹、皮膚の症状 | 皮膚科 |
| けが、事故による痛み | 外科 |
| 婦人科系の症状 | 産婦人科 |
症状に合った診療科を選ぶことで、適切な医療機関を見つけやすくなります。
3. 自宅の近くにある病院・クリニックの探し方
日本では、厚生労働省が運営する**「医療情報ネット(ナビイ)」**を利用して、医療機関を探すことができます。
医療情報ネットでは、全国の病院、診療所、歯科診療所、薬局などを検索できます。地域や診療科、診療時間などから医療機関を探すことができます。
留学生は、次のような条件を確認しながら検索するとよいでしょう。
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現在住んでいる地域を選ぶ
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検索する範囲を設定する
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医療機関の種類を選ぶ
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必要な診療科を選ぶ
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現在診療している医療機関を確認する
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外国語対応の有無を確認する
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診療時間・受付時間を確認する
医療情報ネットでは、地域によって、現在診療を行っている医療機関や、夜間・時間外に対応している医療機関を検索できる場合があります。
ただし、自宅から近いという理由だけで医療機関を選ぶのではなく、実際に行く前に診療時間や受付時間を確認し、必要に応じて医療機関へ電話で確認することをおすすめします。
4. 日本語があまり話せなくても病院に行ける?
日本語が十分に話せなくても、医療機関を受診することはできます。
ただし、診察をスムーズに進めるため、あらかじめ自分の症状を説明できるように準備しておくと安心です。
以下のような日本語を覚えておくと便利です。
体調が悪いです。
具合が悪いです。
熱があります。
発熱があります。
お腹が痛いです。
腹痛があります。
喉が痛いです。
喉が痛いです。
頭が痛いです。
頭痛があります。
いつからですか?
いつから症状がありますか?
昨日からです。
昨日からです。
薬を飲んでいます。
現在、薬を飲んでいます。
アレルギーがあります。
アレルギーがあります。
日本語に自信がない場合は、スマートフォンに症状を書いておいたり、学校の先生、友人、寮の管理者などに相談して、医療機関への連絡をサポートしてもらうこともできます。
厚生労働省では、外国人患者が医療機関を受診する際に利用できる多言語の資料も提供しており、ベトナム語の資料もあります。
5. 病院へ行くとき、何を持っていけばいい?
受診するときは、次のものを準備しておくと安心です。
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健康保険証またはマイナンバーカードなど、保険資格を確認できるもの
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マイナンバーカードを健康保険証として利用している場合はマイナンバーカード
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必要に応じて本人確認書類
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スマートフォン
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医療機関で利用できる支払い方法
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現在服用している薬の情報
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薬のアレルギーなどに関する情報
以前に同じ医療機関を受診したことがある場合は、診察券や医療機関から渡された書類なども持参するとよいでしょう。
支払い方法が分からない場合は、受診前に電話で確認しておくと安心です。
6. 健康保険に加入している場合、医療費はいくらかかる?
日本に住む留学生は、原則として自分の状況に応じた公的医療保険に加入する必要があります。
国民健康保険に加入している外国人についても、厚生労働省が案内を提供しています。
一般的に、70歳未満の人の公的医療保険による自己負担割合は3割ですが、実際の負担額は加入している保険制度や本人の状況、適用される制度によって異なる場合があります。
そのため、「病院に行けば必ず医療費の30%だけを支払えばよい」と考えないようにしましょう。
診察費のほかにも、
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薬代
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検査費
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レントゲンなどの画像検査費
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治療費
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その他、治療内容に応じた費用
などが発生する場合があります。
受診前に、自分の健康保険の加入状況を確認し、必要な費用を準備しておきましょう。
7. 日本で病院・クリニックを受診する流れ
一般的には、次のような流れで受診します。
STEP 1:医療機関を探す
症状に合ったクリニックや病院を探します。
STEP 2:診療時間を確認する
医療機関の「診療時間」と「受付時間」が異なる場合があるため、特に受付時間を確認しましょう。
STEP 3:必要であれば予約する
予約制のクリニックもあります。ホームページを確認するか、事前に電話で確認しましょう。
STEP 4:受付をする
受付で必要な書類や保険情報を提示します。
STEP 5:問診票を記入する
症状、病歴、アレルギー、服用している薬などを記入する場合があります。
STEP 6:医師の診察を受ける
いつから症状が始まったのか、どのような症状があるのかをできるだけ具体的に説明します。
STEP 7:必要な検査を受ける
症状に応じて、血液検査、画像検査などが行われる場合があります。
STEP 8:結果や治療について説明を受ける
医師から病状や今後の治療、薬の服用方法などについて説明を受けます。
STEP 9:医療費を支払う
診察・治療が終わったら、自己負担分の医療費を支払います。
STEP 10:薬を受け取る
薬が処方された場合は、医療機関の案内に従って薬を受け取ります。
8. 夜間・土日・祝日に体調が悪くなったら?
これは、日本に来たばかりの留学生が困りやすいケースの一つです。
自宅の近くにあるクリニックが、夜間や土日、祝日に診療しているとは限りません。
そのため、医療情報ネットを利用して、現在診療している医療機関や、時間外・夜間に対応している医療機関を探す方法があります。
地域によって検索できる医療機関や情報は異なるため、受診前に確認しましょう。
また、医療情報ネットに掲載されている休日・夜間の医療機関情報を電話で確認する方法もあります。
ただし、症状が重く、緊急性がある場合は、一般のクリニックを探すことに時間をかけず、119番へ電話してください。
9. 119番に電話するのはどんなとき?
119番は、救急車が必要な緊急時に利用します。
例えば、次のようなケースです。
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呼吸が非常に苦しい
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意識がない、または意識を失った
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強い胸の痛みがある
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大量に出血している
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大きな事故に遭った
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急激に体調が悪化した
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自力で安全に医療機関へ行くことが難しい
119番に電話したら、まず、
「救急です。」
と伝えましょう。
その後、
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現在地・住所
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症状
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患者の年齢
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意識や呼吸の状態
-
電話をかけている人の名前と電話番号
などを伝えます。
必要に応じて、通信指令員から追加の質問や応急手当についての指示があります。
10. 留学生が避けたい主なミス
症状が長引いているのに、自己判断で薬を飲み続ける
症状が改善しない場合や悪化している場合は、医療機関を受診しましょう。
受付時間を確認せずに病院へ行く
医療機関の診療時間と患者の受付時間が異なる場合があります。
保険の情報を持たずに受診する
受付に時間がかかる場合があるため、健康保険に関する情報を準備しておきましょう。
現在服用している薬について医師に伝えない
現在使用している薬の情報は、治療や薬の処方を判断するうえで重要になる場合があります。
日本語ができないからといって受診をためらう
必要な医療を受けることを、言葉の問題だけで遅らせないようにしましょう。外国語対応の医療機関を探したり、学校や留学生のサポート担当者に相談したりする方法があります。
病気になってから病院を探す
日本での生活が落ち着いたら、自宅近くのクリニック、病院、そして緊急時の119番をスマートフォンに登録しておくと安心です。
11. 日本に来たら「医療情報セット」を準備しておこう
簡単な準備ですが、スマートフォンに次の情報を保存しておくと、いざというときに役立ちます。
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日本語で書いた自宅の住所
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救急車を呼ぶときの119番
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自宅近くのクリニックの名前・住所
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最寄りの病院
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健康保険に関する情報
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薬のアレルギー情報
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現在服用している薬の名前
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学校の電話番号
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留学生のサポート担当者の電話番号
夜間や体調が非常に悪いときは、自分で情報を探すことが難しくなる場合があります。必要な情報をあらかじめ保存しておけば、落ち着いて対応しやすくなります。
12. まとめ:日本で体調が悪くなったときの8つのステップ
1. 症状を確認する。
2. 緊急性がある場合は、119番に電話する。
3. 緊急でない場合は、症状に合った診療科を確認する。
4. 医療情報ネット(ナビイ)で医療機関を探す。
5. 診療時間、受付時間、外国語対応の有無を確認する。
6. 健康保険の情報、本人確認書類、服用中の薬の情報などを準備する。
7. 診察・検査を受け、医師の指示に従う。
8. 必要な医療費を支払い、案内に従って薬を受け取る。
日本で病気になったからといって、必要以上に不安になる必要はありません。
大切なのは、日本の医療機関を受診する基本的な流れを理解し、自分の症状に合った医療機関を探せるようにしておくことです。また、健康保険に関する情報や、現在服用している薬などの必要な情報をすぐに確認できるよう準備しておきましょう。
特に、**「医療情報ネット(ナビイ)」**をスマートフォンに保存しておくと、地域や診療科、診療時間、外国語対応などの条件から医療機関を探す際に役立ちます。
日本で安心して生活するためにも、体調が悪くなってから慌てるのではなく、元気なうちに近くの医療機関や緊急連絡先を確認しておくことをおすすめします。
お問い合わせ
Songda Tohoku Joint Stock Company
住所:L02-L01, Khu A, KĐT Dương Nội, Phường Dương Nội, Hà Nội, Vietnam
Hotline:0989 044 852 / 0989044852
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