日本で生活していると、留学生や技能実習生も、風邪、発熱、腹痛、アレルギー、けがなど、さまざまな健康上の問題に直面することがあります。その際、多くの人が気になるのが「病院に行ったら、いくらかかるのか」という点です。
実際の医療費は一律ではありません。病気やけがの状態、診察内容、検査、薬、医療機関、加入している健康保険などによって支払う金額が変わります。
そのため、具体的な金額だけを覚えるのではなく、日本の医療費がどのように決まり、病気になったときに何をすればよいのかを知っておくことが大切です。
1.留学生・技能実習生は日本で健康保険に加入していますか?
日本に住み、学校に通ったり仕事をしたりする外国人は、在留資格や就労状況などに応じて、適切な公的医療保険に加入することになります。
留学生の場合は、一般的に国民健康保険(Kokumin Kenkō Hoken)に加入します。
技能実習生の場合、雇用契約に基づいて働いているため、勤務先で健康保険などの社会保険に加入するケースがあります。
そのため、日本にいるベトナム人が全員同じ種類の健康保険を利用しているとは限りません。病院に行く前に、自分がどの健康保険に加入しているのか、必要な保険証や情報を確認しておきましょう。
2.健康保険に加入していても、病院でお金を払いますか?
はい、支払いが必要です。
健康保険に加入しているからといって、診察や治療がすべて無料になるわけではありません。保険が適用される医療サービスでも、患者本人が一定の自己負担額を支払う必要があります。
また、診察費だけではなく、検査、画像診断、処置、治療、薬などの費用が発生する場合があります。
そのため、病院やクリニックを受診するときは、現金や利用できる支払い方法を準備しておくと安心です。
3.同じように病院へ行っても、支払う金額が違うのはなぜですか?
医療費は、次のようなさまざまな条件によって変わります。
-
病気やけがの状態
-
診療科や診察内容
-
血液検査、レントゲンなどの検査を受けたかどうか
-
処置や治療を行ったかどうか
-
処方された薬
-
加入している健康保険や保険の適用範囲
-
受診する時間帯や医療機関
例えば、診察を受けて薬を処方してもらうだけの場合と、検査や治療が必要な場合では、支払う金額が異なります。
そのため、他の人が支払った金額だけを参考にして、自分の医療費を正確に予想することはできません。
4.診察費に薬代も含まれていますか?
必ずしも含まれているわけではありません。
診察後、医師から薬が処方される場合があります。処方箋を受け取り、薬局(Yakkyoku)で薬を受け取って、薬代を別に支払うケースもあります。
そのため、1回の治療にかかる費用には、診察費、検査・治療費、薬代などが含まれる場合があります。
緊急ではない検査や治療を受ける場合、必要に応じて医療機関や薬局に費用の目安を確認しておくとよいでしょう。
5.病気になったら、誰に連絡すればよいですか?
病気になったときは、医療機関を探すだけでなく、自分が所属している学校や勤務先にも早めに連絡しましょう。
学校に通っている場合は、学校、先生、留学生担当窓口などに連絡します。仕事をしている場合は、会社、担当者、寮の管理者、支援機関などに連絡します。
早めに連絡しておくことで、欠席・休暇の手続き、診断書や受診証明書など、必要な対応について案内してもらえます。
特に、仕事中に事故に遭ったり、仕事が原因でけがをしたりした場合は、できるだけ早く会社や担当者に報告しましょう。事故が起きた日時、場所、状況なども記録しておくと、必要な保険制度や手続きを確認する際に役立ちます。
6.病院に行くお金が足りない場合はどうすればよいですか?
費用が心配だからといって、必要な診察や治療を自己判断で先延ばしにしないことが大切です。特に症状が重い場合は、費用よりも治療を優先してください。
緊急性がない場合は、次のような対応ができます。
-
必要な検査などを受ける前に、おおよその費用を医療機関に確認する
-
自分の健康保険の加入状況を確認する
-
学校、会社、担当者などに相談する
-
支払い方法や支払いのタイミングについて医療機関に確認する
呼吸が苦しい、意識がない、大量に出血している、強い痛みがある、急激に症状が悪化しているなど、緊急性が高い場合は、費用を理由に受診を遅らせないでください。
日本で救急車を呼ぶ場合は119番です。
7.病院へ行くとき、何を持っていけばよいですか?
受診するときは、次のものを準備しておくと安心です。
-
健康保険に関するカードや情報
-
在留カードなどの本人確認書類
-
連絡用の携帯電話
-
現金や利用できる支払い手段
-
現在服用している薬の情報
-
薬のアレルギーなどに関する情報
また、学校、会社、担当者などの連絡先を携帯電話に保存しておくと、必要なときにすぐ連絡できます。
日本語で症状を説明することに不安がある場合は、症状、いつから具合が悪くなったのか、どこが痛いのか、現在飲んでいる薬、アレルギーの有無などを、スマートフォンやメモに書いて準備しておくと便利です。
8.夜間や週末に病院へ行く場合はどうなりますか?
夜間や週末は、通常の診療時間とは対応が異なる場合があります。
医療機関によっては夜間や週末に診療していないところもあります。また、時間外に受診すると、通常とは異なる費用や手続きになる場合があります。
緊急ではない場合は、受診前に診療時間を確認しましょう。医療機関へ電話で確認したり、学校、会社、担当者などに相談して適切な医療機関を探したりすることもできます。
ただし、緊急性が高い場合は、夜間や週末であることや費用を理由に受診を遅らせないでください。
9.予想外の医療費をできるだけ防ぐには?
日本に来たら、留学生・技能実習生のどちらも、健康上のトラブルに備えて次の情報を確認しておきましょう。
-
自分が加入している健康保険の種類
-
保険に関する書類や情報の保管場所
-
自宅近くのクリニック、病院、薬局
-
学校、会社、担当者などの連絡先
-
夜間や休日に受診できる医療機関
-
受診後の領収書や医療関係の書類
また、緊急ではない検査や治療を受ける場合は、事前に費用の目安を確認しておくと安心です。
こうした準備をしておくことで、突然病気になったり、けがをしたりした場合でも、落ち着いて対応しやすくなります。
10.留学生・技能実習生が特に注意したいこと
基本的には、留学生と技能実習生のどちらも、健康保険、医療費、所属先への連絡について確認しておくことが大切です。
ただし、状況によっては次の点にも注意が必要です。
仕事中にけがをした場合や、通勤中に事故に遭った場合は、技能実習生はできるだけ早く会社や担当者に報告し、労災保険や通勤災害など、適用される制度について確認しましょう。
学校に通っている場合は、病気による欠席について、学校のルールを確認しておきましょう。診断書や受診証明書などの提出が必要になる場合があります。
必要な手続きや書類は、学校、会社、契約内容、事故や病気の状況などによって異なる場合があります。
11.日本語があまり話せない場合、どうやって病院へ行けばよいですか?
日本語に自信がないからといって、必要な受診を遅らせる必要はありません。
受診前に、スマートフォンやメモに次のような情報を準備しておくと、医師や受付に症状を伝えやすくなります。
症状(しょうじょう)、いつから、どこが痛いですか、薬を飲んでいます、アレルギーがあります、保険証を持っています
日本語でのコミュニケーションが難しい場合は、学校、会社、担当者などに相談し、医療機関への連絡や受診についてサポートしてもらうこともできます。
12.日本で病気になったときに覚えておきたいポイント
日本で病気になったとき、留学生や技能実習生が最初から具体的な医療費を正確に知る必要はありません。医療費は、病気やけがの状態、検査、治療、薬、加入している保険などによって変わります。
大切なのは、次のポイントを確認しておくことです。
-
自分が加入している健康保険を確認する
-
病気になったら、学校や勤務先など所属先へ早めに連絡する
-
受診時には保険に関する情報と本人確認書類を準備する
-
緊急ではない検査や治療については、必要に応じて費用を確認する
-
診察後の領収書や医療関係の書類を保管する
-
仕事中や通勤中に事故やけががあった場合は、早めに担当者へ報告する
-
緊急時は治療を優先し、必要に応じて119番へ連絡する
健康保険、近くの医療機関、学校や会社などの連絡先をあらかじめ確認しておけば、病気やけがをしたときにも落ち着いて対応しやすくなります。
お問い合わせ
CÔNG TY CỔ PHẦN TOHOKU SÔNG ĐÀ
住所:L02-L01, Khu A, KĐT Dương Nội, Phường Dương Nội, Hà Nội
電話:0989 044 852 / 0989044852
メール:tohokusongda2014@gmail.com
ウェブサイト:tohoku.vn


