シンガポールへの留学を検討する際、多くのベトナム人学生や保護者が「まずDiploma(ディプロマ)を取得するべきか、それとも大学のBachelor's Degree(学士課程)へ直接進学するべきか」を検討します。
それぞれの進学ルートには、入学条件、修学期間、学費、卒業後の進路などに違いがあります。そのため、学生本人の学力、英語力、経済的な条件、専攻、将来の進学計画などを考慮して選択することが大切です。
大学へすぐに進学するのではなく、まずDiplomaから始めたい学生や、国際的な教育環境に慣れるための時間を持ちたい学生にとって、Diplomaは一つの進学ルートとなります。
Diploma取得後は、シンガポール国内でさらに学ぶだけでなく、Diplomaの内容や取得した資格、受入大学の条件によっては、他国での進学についても検討できます。
1. シンガポールのDiplomaとBachelor's Degreeとは?
Diploma(ディプロマ)
Diplomaは、専門分野の知識と実践的なスキルを学ぶためのプログラムです。修学期間は学校、専攻、カリキュラムによって異なり、約1~3年のプログラムがあります。
早い段階から専門分野を学びたい学生、段階的に進学したい学生、または希望するBachelor's Degreeの入学条件をまだ満たしていない学生にとって、Diplomaは選択肢の一つとなります。
Bachelor's Degree(学士課程)
Bachelor's Degreeは大学の学士課程です。修学期間や入学条件は大学や専攻によって異なります。
学生は専門知識だけでなく、分析力、研究能力、将来のキャリアに必要となるさまざまなスキルを身につけます。
2. Diplomaと大学への直接進学、どちらを選ぶ?
必要な学力があり、英語力も入学条件を満たしており、専攻分野も決まっている場合は、Bachelor's Degreeへ直接進学する方法を検討できます。
一方、英語での学習環境に慣れるための時間が必要な学生、より実践的なプログラムから始めたい学生、または希望する大学の入学条件をまだ満たしていない学生にとっては、Diplomaから始めるルートも考えられます。
Diplomaを選ぶ場合は、最初からDiploma修了後の進路について考えておくことが大切です。
例えば、
-
シンガポールでBachelor's Degreeへ進学する
-
別の大学へ編入する
-
他国での進学を検討する
などの選択肢があります。
3. DiplomaとBachelor's Degreeの比較
| 項目 | Diploma | Bachelor's Degree |
|---|---|---|
| 学位・資格 | Diploma | 学士号 |
| 修学期間 | Bachelorより短い場合が多い | Diplomaより長い場合が多い |
| 学習内容 | 専門分野・実践的な内容 | より専門的・学術的な内容 |
| 入学条件 | 学校・プログラムによって異なる | 大学・専攻によって異なる |
| 進学 | 条件を満たせばBachelorへ進学できる場合がある | 大学院などへ進学可能 |
| 適している学生 | 段階的な進学ルートを希望する学生 | 大学入学条件を満たしている学生 |
4. シンガポールでのDiploma → Bachelor's Degreeという進学ルート
多くの学生が検討する進学ルートの一つが、
ベトナムの高校 → シンガポールでDiploma → Bachelor's Degree → 大学卒業 → 就職またはさらなる進学
という流れです。
Diploma修了後、学生は条件に合ったBachelor's Degreeのプログラムへ出願することができます。
プログラムによっては、Diplomaで修了した科目や取得した単位について、編入先の大学で認定される場合があります。ただし、単位認定の条件は大学によって異なります。
そのため、以下の点を事前に確認する必要があります。
-
Diplomaを発行する教育機関
-
Bachelorを取得する予定の大学
-
DiplomaとBachelorの専攻分野が同じ、または関連しているか
-
大学がDiplomaからの単位認定を行っているか
-
何単位が認定されるのか
-
Bachelor修了までに残る期間
-
GPAの条件
-
英語力の条件
-
必修科目や前提科目の有無
どのDiplomaでも、すべての大学のBachelor's Degreeへ自動的に編入できるわけではありません。
5. シンガポールでDiplomaを取得した後、他国へ留学できる?
これは、長期的な海外進学計画を考える学生が検討できる選択肢の一つです。
シンガポールでDiplomaを取得した後、シンガポール国内でさらに学ぶだけでなく、条件に合った他国のプログラムを探すこともできます。
例えば、
-
オーストラリア
-
イギリス
-
ニュージーランド
-
カナダ
-
アメリカ
-
その他、適切な教育プログラムを提供する国
などが考えられます。
例えば、
ベトナムの高校 → シンガポールでDiploma → オーストラリアでBachelor's Degree
というルートです。
また、
ベトナムの高校 → シンガポールでDiploma → イギリスでBachelor's Degree
というルートも検討できます。
さらに、
ベトナムの高校 → シンガポールでDiploma → シンガポールでBachelor's Degree → 他国でMaster's Degree
という進学ルートも考えられます。
ただし、編入の可否や単位認定については、大学、専攻、プログラムごとに確認する必要があります。
学生は、
大学へ出願できること
と
Diplomaで取得した単位が認定され、Bachelor's Degreeの修学期間を短縮できること
を区別して考える必要があります。
この2つは必ずしも同じ意味ではありません。
6. シンガポールのDiplomaは国際的な進学ルートにどのようにつながる?
シンガポールでDiplomaを学ぶことで、英語を使用する教育環境で学習し、国際的な学習方法に慣れる機会を得ることができます。
在学中には、例えば以下のような経験やスキルを身につけることができます。
-
英語による専門知識
-
プレゼンテーション能力
-
チームワーク
-
国際的な教育環境での学習方法
-
シンガポールでの生活・留学経験
-
国際的な成績証明書
-
Bachelorへ進学する前に専攻について理解を深める機会
これらは、他国の大学へ進学する際の出願書類の一部として活用できる場合があります。
ただし、最終的には受入先の大学が独自の入学基準に基づいて学生の出願書類を審査します。
7. シンガポールのDiplomaを利用して他国へ進学する場合、何を確認する?
Diplomaへ入学する前に、卒業後の進学先について確認しておくことが大切です。
確認したいポイントは以下のとおりです。
-
Diplomaはどの教育機関から発行されるのか
-
プログラムは適切に認定・評価されているか
-
希望する大学がそのDiplomaを受け入れているか
-
Diplomaの専攻とBachelorの専攻が関連しているか
-
取得した単位を移行できるか
-
何単位が認定されるのか
-
編入後、Bachelor修了まで何年必要か
-
IELTSなどの英語資格が必要か
-
最低GPAの条件があるか
-
前提科目や追加条件があるか
また、留学生の場合は、各段階で必要となる在留資格やStudent's Passについても確認する必要があります。
シンガポールのStudent's Passは、関係当局および各教育機関が定める条件に基づいて、外国人学生に適用されます。そのため、進学予定のプログラムについて具体的な条件を確認することが必要です。
8. Diplomaルートを検討できる学生
Diplomaは、以下のような学生が検討できる進学ルートの一つです。
-
段階的に進学したい学生
-
英語での学習環境に慣れたい学生
-
早い段階から専門分野を学びたい学生
-
希望するBachelor's Degreeの入学条件をまだ満たしていない学生
-
将来的にBachelor's Degreeへの進学を考えている学生
-
Diploma修了後に他国への留学も検討している学生
一方、すでに大学の入学条件を満たしており、必要な英語力があり、専攻や大学が決まっている学生の場合は、Bachelor's Degreeへ直接進学する方法もあります。
9. Diploma → Bachelorルートで検討できる専攻分野
留学生からも関心を集めている分野として、以下のような専攻があります。
-
Business & Management(ビジネス・経営)
-
Accounting & Finance(会計・金融)
-
Information Technology(IT)
-
Computer Science(コンピュータサイエンス)
-
Engineering(工学)
-
Marketing(マーケティング)
-
Hospitality & Tourism(ホスピタリティ・観光)
-
Logistics & Supply Chain(物流・サプライチェーン)
-
Digital Media(デジタルメディア)
専攻を選ぶ際には、Diplomaだけでなく、その後に進学する可能性のあるBachelor's Degreeについても確認することをおすすめします。
DiplomaとBachelorの内容に関連性があるかどうかを確認することで、その後の進学計画を立てやすくなります。
10. 学費が安いという理由だけでDiplomaを選ぶべき?
学費は重要な判断材料の一つですが、それだけを基準にするのはおすすめできません。
最終的な目標がBachelor's Degreeである場合、家族は進学ルート全体にかかる費用を考える必要があります。
Diplomaの学費 + Bachelor's Degreeの学費 + 生活費 + その他の関連費用
他国への編入を予定している場合は、次の段階で必要となる学費や生活費に加え、転校、ビザ申請、書類準備などにかかる費用も考慮する必要があります。
最初の1年間の学費だけではなく、進学ルート全体の費用を比較することで、より具体的な資金計画を立てることができます。
11. 学校を選ぶ前に、進学ルートを考える
シンガポール留学を検討する際には、学費だけを基準に学校を探すのではなく、将来の目標から逆算して考える方法もあります。
例えば、
留学の目的 → 専攻 → 取得したい学位・資格 → 将来進学または就職したい国 → 進学ルート → 学校
という順番で検討します。
例えば、
目標:オーストラリアのBachelor's Degree
→ 専攻を決める
→ オーストラリアの大学を調べる
→ 入学条件を確認する
→ 希望大学で検討される可能性のあるシンガポールのDiplomaプログラムを探す
→ 単位認定の条件を確認する
→ 残りの修学期間を確認する
→ 総費用を計算する
→ 適切なプログラムを選択する
このように事前に進学ルートを確認しておくことで、Diploma修了後になってから進学先を探すという状況を避け、より計画的に留学準備を進めることができます。
関連記事
CONTACT
SONG DA TOHOKU JOINT STOCK COMPANY
住所:L02-L01, Zone A, Duong Noi, Duong Noi
Hotline:0989 044 852
Email:tohokusongda2014@gmail.com
Website:https://tohoku.vn


